定期的なメンテナンスが必要

機械式腕時計は数年に1度、オーバーホールと呼ばれるメンテナンスを行わねばなりません。機械式腕時計を最善の状態で使用し続けるために必要な作業で、全てのパーツを分解して摩耗した部品を交換したり、クリーニングしたりします。メーカーによって異なりますが、オーバーホールの料金相場は5万円から10万円ほどとなり、部品交換が必要となるとさらに料金が加算されます。そのため、経済的にある程度余裕がある人でないと、維持し続けるのは難しくなるでしょう。機械師腕時計は資産価値が高いものが多く、定期的にオーバーホールを行うことで時計の寿命が飛躍的に長くなり、親から子ども、孫へと受け継いで行ける資産として所有することができます。

クウォーツ式より精度が劣る

機械式腕時計はクウォーツ式のように電池の力で動いているのではなく、巻いたゼンマイが解ける力によって動いています。物理的な力によって動いているため、腕を壁にぶつけるなどの少しの衝撃でも時計の動きに影響が出てしまい、使用しているうちに誤差が生じてしまいます。10分や20分など大幅に時間がずれることはありませんが、1日に数秒の誤差はあります。誤差は、新品や中古に関わらず出てしまうため、機械式腕時計の場合は定期的に時刻の誤差を正す必要があります。通常、1日に数秒から30秒までの誤差は許容範囲とされています。利便性だけで判断するとクォーツ式腕時計に軍配があがりますが、誤差を修正することすらも楽しむのが、機械式時計を持つ醍醐味と言えます。